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1997 年度 実績報告書

口腔粘膜疾患と病巣感染に対する熱ショックタンパクの役割

研究課題

研究課題/領域番号 08672168
研究機関東京女子医科大学

研究代表者

安藤 智博  東京女子医科大学, 医学部, 講師 (80151207)

研究分担者 横尾 恵美子  東京女子医科大学, 医学部, 講師 (70114791)
キーワード熱ショックタンパク / 病巣感染 / 掌蹠膿疱症 / 歯周病
研究概要

さまざまな感染症において熱ショックタンパク(HSP)が主要な免疫原であることが判明し、相同性と免疫原性の両面を持つタンパクとして注目されている。感染症や自己免疫疾患とHSPについての研究はかずかず行われているが病巣感染との関係についての研究は少ない。われわれは病巣感染が原因として考えられている掌蹠疱膿症(PPP)患者のHSPに対する抗体価をELISA法で測定した。抗体はGroEL、Mycobacteria HSP65、リコンビナントヒトHSP60を使用した。PPP患者(n=43)のGroELに対するIgG抗体価 (OD492)は0.342±0.246で健常人(n=24)であり有意に上昇していた。その他のHSP対する抗体価は健常人と比べて差はなかった。各々のHSPに対する抗体価の関係はMycobacteria HSPとヒトHSP60に相関を認めた。PPPにおいてGroELなどの細菌性HSP60は抗原として関与が考えられるが、HSPの相同性による自己免疫の可能性は低いと考えられた。

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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