研究課題/領域番号 |
08672199
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
原 宜興 長崎大学, 歯学部, 助教授 (60159100)
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研究分担者 |
池田 康男 長崎大学, 歯学部附属病院, 助手 (90274670)
吉村 篤利 長崎大学, 歯学部, 助手 (70253680)
加藤 伊八 長崎大学, 歯学部, 教授 (30005087)
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キーワード | 歯肉溝浸出液 / サイトカイン / IL-1 / TNF-α / IFN-γ |
研究概要 |
辺縁性歯周炎の病態診断に、免疫学的手法を応用する目的で本年は以下の事項に関して予備実験ならびにサンプルの収集を行った。 まず歯周炎患者の歯肉溝浸出液中の各種サイトカインの測定については、市販のインターロイキン(IL)1-β測定キットを使用して微量なサイトカインの濃度が検出可能かどうか検定した。その結果、過剰な希釈を避ければ測定が可能と思われた。しかし今後IL-α、腫瘍壊死因子(TNF)-α、インターフェロン(IFN)-γなどの測定を同一のサンプルにおいて行うためには、浸出液量の少ない症例を考慮して希釈倍数を決定する必要があろう。そのために現在複数患者からのサンプルをストック中である。 また歯周外科手術中の生検歯肉に対する免疫組織学的検討に関しても、一次抗体に抗IL-β抗体を用い、ストレプトアビジンを使用した免疫組織学的染色を行い染色条件を設定した。抗IL-α、抗TNF-α、抗IFN-γなどの一次抗体の感度の差異はあると思われるが、検索可能と考えられたため、現在歯周外科処置時に試料歯肉を採取保管中である。
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