研究課題/領域番号 |
08672259
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
研究機関 | 日本歯科大学 |
研究代表者 |
中島 邦久 日本歯科大学, 歯学部, 講師 (30257000)
|
研究分担者 |
小林 義典 日本歯科大学, 歯学部, 教授 (20095102)
志賀 博 日本歯科大学, 歯学部, 助教授 (50226114)
|
キーワード | ポ-タブル記録装置 / アーチファクト / 頭蓋下顎障害 / bruxism / 無線テレメータシステム |
研究概要 |
ポ-タブル記録装置により得られたデータからアーチファクトを除外する目的で、本年度は、まず全身的疾患および明らかな頭蓋下顎障害症状が認められず、自覚的、他覚的にbruxismが認められる被験者10名を選択し、ポ-タブル記録装置と無線テレメータシステムとを用いてbruxistの就寝時の筋活動を同時記録し、両装置の結果を比較することにより、ポ-タブル記録装置によるアーチファクトをパターン化することにした。 結果は、以下の通りである。 1.無線テレメータシステムと長時間ポ-タブル記録装置を用いてbruxistの睡眠中の咬筋筋活動をデータレコーダに同時記録した。なお、無線テレメータシステムでは脳電図、眼球電図、心電図、呼吸運動等も記録した。 2.データレコーダから再生した無線テレメータシステムによる脳電図(1CH)、眼球電図(2CH)、呼吸運動(1CH)、咬筋筋活動(2CH)、オトガイ筋(1CH)の各原波形とポ-タブル記録装置による両側咬筋筋活動の積分パターン(1CH)の合計8CHを同時にコンピュータのディスプレイに表示し、アーチファクトあるいは咬筋筋活動の発生前後約30秒間の記録をコンピュータのディスクに保存した。 3.次いで、無線テレメータシステムで記録した咬筋筋活動2CHとオトガイ筋1CHの筋活動の原波形から筋活動の積分パターンを算出し、上記の8CHの結果と併せて表示できるようにした。これらの結果から、筋活動とアーチファクトとを識別し、それぞれのパターンをコンピュータのディスクに保存できるようにした。
|