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1996 年度 実績報告書

顎補綴時の維持歯挙動に関する基礎的検討

研究課題

研究課題/領域番号 08672266
研究種目

基盤研究(C)

研究機関愛知学院大学

研究代表者

岸本 康男  愛知学院大学, 歯学部・歯科補綴学第一講座, 講師 (50150785)

研究分担者 佐藤 徹  愛知学院大学, 歯学部・歯科補綴学第一講座, 助手 (30261019)
小瀬 丈士  愛知学院大学, 歯学部・歯科補綴学第一講座, 助手 (30281471)
金澤 毅  愛知学院大学, 歯学部・歯科補綴学第一講座, 助手 (10261017)
キーワード顎補綴 / 顎義歯 / 維持菌 / 上顎骨欠損 / 下顎骨欠損
研究概要

最近、医学の進歩により口腔領域の腫瘍患者の生存率が向上し、社会復帰の環境整備と共に、術後の機能回復への要求も高まっている。この機能回復をはかるために、上顎骨欠損症例では鼻腔への漏洩防止と発音、咀嚼などの回復に顎義歯を必要とする。また、下顎骨欠損症例では支持する顎堤が脆弱であったり、偏位がみられ、顎義歯により顎位の保持とで咀嚼機能の回復を図ることになる。この上・下顎骨の欠損補綴に際し、多くの症例は残存歯に維持や支持を得ることになる。この顎義歯の設計で比較的強固な維持力を持たせたリジッドサポートの考え方と、大きな維持力を持たせないフレキシブルな考え方の両者があり、結論が得られていない。
一般に、顎義歯は通常の義歯での極めて条件の悪い遊離端症例での設計に類似すると推測できるが、鉤間線よりみると理想的な設計は得られない。そのため、維持歯への負担にも特異な様相が推測される。そこで残存歯及び、維持歯の長期的保全を図ることは、患者にとって、また術後の顎義歯を良好に持続させるために重要である。
そのため、このような顎義歯の症例について維持歯が長期的にみてどのような様相を呈するのか、また、顎義歯の予後はどのようになるのかを検討するため、新たに製作した顎義歯の経過とその維持歯について臨床的に観察し、現在データーを収集中である。なお、現在観察中の症例は10症例である。

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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