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1996 年度 実績報告書

持続的上顎、下顎神経伝達麻酔の開発と口腔外科手術患者と顎顔面疼痛患者への応用

研究課題

研究課題/領域番号 08672291
研究種目

基盤研究(C)

研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

小長谷 光  東京医科歯科大学, 歯学部, 助手 (20251548)

キーワード上顎神経 / 下顎神経 / 伝達麻酔 / 神経ブロック / カテーテル / 持続型
研究概要

三叉神経伝達麻酔を応用した口腔外科手術の全身麻酔、その術後疼痛対策または顎顔面疼痛患者の鎮痛において、間欠的に複数回、あるいは持続的に薬剤を注入することにより三叉神経伝達麻酔の効果を持続的に発現可能ならしめるシステムの開発を目的とした。
今年度は、持続型下顎神経伝達麻酔法の開発に主眼を置いた。
2種類の持続伝達麻酔キットを試作した。それはカテーテル、カテーテルイントロデューサー、結合アダプター、カテーテル刺入針からなる。A TYPEはカテーテル30G、B TYPEはカテーテル28Gのものを制作した。本学齒学部付属病院で口腔外科手術を受ける患者を対象とし、静脈内鎮静法下、留置用カテーテルを下顎神経の極近傍に挿入し、カテーテルの段端は、体外に導き、その段端のカテーテル内に局所麻酔役を投与し、伝達麻酔が奏効している行った。
カテーテル挿入性の手技はの容易さ、薬剤投与の容易さから考えると、B TYPEのキットの方が優れていると考えられた。本法が奏功しているか否かを、薬剤注入後の患者の感覚鈍麻、知覚消失を調べて評価したところ、7例中5例に奏功例がみられた。本法が奏功しなかった2例は、いずれもカテーテル挿入の際の刺入針の位置の堪忍が不十分名ものであったもに限られていた。またカテーテルは最長14日間留置が可能であったが、感染などの重篤な副作用は認めなかった。
本法は、臨床応用が十分可能であると結論した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 小長谷光、菊池慶子、杉本和也、深山活久、神野成治、海野和彦: "持続下顎神経伝達麻酔法の試み" 日本歯科麻酔学会雑誌. 24・4. 699 (1996)

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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