研究概要 |
学生Volunteerの皮膚貼付試験陰性者、皮膚貼付試験陽性者、患者皮膚貼付試験陽性者との3群で比較する。皮膚貼付試験を電子カメラで規格的に撮影し、色彩の変化の判定をより厳格に比較する。リンパ球幼若化試験を施行し、今回は、培養日数を3日と6日培養とし、その3群間で比較し皮膚貼付試験の成績と比較する。患者においては、皮膚貼付試験による感作金属を口腔内から除去し、その前後でリンパ球幼若化試験を検討する。臨床症状の推移を観察し金属除去の有効症例、無効症例と比較する。 対象:学生Volunteer80名と歯科用金属アレルギー患者 方法:1)学生Volunteer80名は、Co,Cr,Au,Ti,Pd,Hg,Niの皮膚貼付試験を行いその判定を電子カメラで撮影し反応を厳格に比較する。 2)皮膚貼付試験陽性群、皮膚貼付試験陰性群の2群10例より採血を行う。 3)歯科用金属によるリンパ球幼若化試験を行う。試薬を使用し6段階に希釈し、培養日数は3日と6日の両方行いその差異をみる。 4)患者においては、皮膚貼付試験陽性を示した金属に関して同様にリンパ球幼若化試験を行う。 5)患者の口腔内金属分析、口腔内金属の除去を行い経過観察する。 6)患者の治癒した時点で、再度リンパ球幼若化試験を行う。
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