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1996 年度 実績報告書

歯の移動時における歯槽骨細胞の動態に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08672356
研究種目

基盤研究(C)

研究機関東北大学

研究代表者

賓 広道  東北大学, 歯学部, 助手 (50260443)

研究分担者 佐伯 修一  東北大学, 歯学部・附属病院, 助手 (60271954)
三谷 英夫  東北大学, 歯学部, 教授 (50014220)
笹野 泰之  東北大学, 歯学部, 助手 (30196191)
五十嵐 薫  東北大学, 歯学部, 助手 (70202851)
キーワード歯の移動 / 歯槽骨細胞 / 免疫組織学 / 遺伝子組織学 / 微細形態学
研究概要

今年度の研究の主目的は,(1)歯の移動方法の確立,(2)骨芽細胞系のマーカーとなり得る蛋白に対する抗体の作製,および(3)骨細胞の活性のマーカーとなり得る分子のcDNAに対するRNA probesの作製であった.以下にそれらの進行状況を述べる.(1)歯の移動方法については,共同研究者の五十嵐がニッケルチタン合金のワイヤーを用いて第一臼歯の頬側傾斜移動を行うことが可能な実験系を確立した.その組織学的観察によれば,第一臼歯の近心頬側根の近心頬側の歯根膜に実験後2日において垂直的厚さで100μmにおよぶ硝子様変性が出現し,実験後4日に硝子様変性組織に隣接する歯槽骨細胞の変性および消失が認められることを確認している.今後さらに微細構造学的に細胞の形態変化をみる予定である.(2)共同研究者の笹野は,osteocalcin, osteopontin, osteonectin, Bone sialoprotein IIのN端末の合成ペプタイドをそれぞれ作製し,抗ラビット抗体を作製した.今後この抗体の特異性をWestern blottingにより確認する予定である.また,small dermatan sulfate proteoglycanの一種であるdecorin, biglycan, およびtype I collagen, に対する抗体についても,歯槽骨細胞に反応が認められることを確認しており,あわせて骨芽細胞系細胞のマーカーとして利用する予定である.(3) RNA probeに関しては,共同研究者の佐伯によってRNA probe for type I collagenの染色方法を確立した.また,共同研究者の賓はrat decorin, human biglycan,に対するdegoxigenin labeled RNA probesの作製を完了した.

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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