院内感染の早期防止は、現在、歯科領域においても一つの重要なテーマになっている。障害者歯科においても同様に問題となっている。その感染源対策として、感染症の実態を把握し、保菌者の発見に努めなければならない。そこで、安全で難しい操作を必要とせず、簡単に口にくわえるだけで患者にも全く抵抗なく、素早くいつでも検査材料としての唾液(主に口腔粘膜浸出液)を一定部位から採取することができる、唾液採取器具(オラシュアー【.encircled?.】R【.encircled?.】)を用いて、感染源の検査を行った。 1. 対象 広島大学歯学部附属病院特殊歯科総合治療部障害者歯科治療室受診中で、研究に承諾して頂けた障害者 2. 方法 オラシュアー【.encircled?.】R【.encircled?.】により唾液採取を行う。 SRLラボにて、通常の検査を行う。 3. 結果 HBs抗体(0.3)、HBs抗体(0.4)、HBs抗体(0.4)、HBs抗体(0.4)、HBs抗体(0.4)、HCV抗体(0.1)。 今後は上記唾液採取キット使用により唾液による検査の症例数を増やし、障害者歯科における実態の把握および、基準値の作成を行っていきたい。
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