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1997 年度 実績報告書

食品中フッ化物の分析と1日フッ化物摂取量の推定

研究課題

研究課題/領域番号 08672388
研究種目

基盤研究(C)

研究機関東京歯科大学

研究代表者

古賀 寛  東京歯科大学, 歯学部, 助手 (00266561)

研究分担者 眞木 吉信  東京歯科大学, 歯学部, 助教授 (80125012)
高江洲 義矩  東京歯科大学, 歯学部, 教授 (60048303)
キーワードフッ化物 / 食品 / 沖縄 / フッ化物分析 / 一日フッ化物摂取量
研究概要

目的:沖縄県は、日本および世界でも長寿として知られており県民の食生活が注目されている。我々はこれまで市販の食品を収集して、食品フッ化物濃度から一日フッ化物摂取量を推定してきた。今回、沖縄においてマーケットバスケット方式で入手した一部に食品についてフッ化物分析を試みた。材料および方法:食品の収集(Foods sample)は沖縄那覇市近郊で入手できる食品とした。購入する食品は、マーケットバスケット方式で分類されている我が国の食品89カテゴリーを参考にして選択する。その際、沖縄県に特徴的な食品をできるだけ優先することにする。野菜類,穀類,海産物を主に収集した。食品の前処理として,乾燥品はミキサ-で粉砕し、野菜類などの生ものはフードプロセッサーでホモジナイズした。食品中フッ化物分析はHMDS-Saturated-5M過塩素酸による微量拡散法とフッ化物イオン電極法で行った。食品中フッ化物の分解拡散条件は、60℃・12時間とした。結果及び考察:野菜類は0.03〜0.07ppmと低濃度を示し,穀類は0.07〜0.13ppmの範囲であった。海産物は,ひじきが15.6ppmと最も高知を示したのが特徴的であった。昆布も2.45ppmとやや高い値となった。また,鰹節は0.74ppmであった。調味料としての市販の塩は,0.36〜1.34ppmを示した。一方,沖縄での飲料水中のフッ化物濃度は,0.03〜0.06ppmと非常に低濃度であった。沖縄の食生活は,一人当たりの昆布の消費量が最も多いように海産物の摂取が特に多く,また豚骨をよく用いることから,これらの食品とその摂取量を考慮して沖縄の一日フッ化物摂取量を推定する必要がある。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 古賀 宏 他: "血清および耳下腺唾液中フッ化物の存在様式" 口腔衛生学会雑誌. 47. 488-489 (1997)

  • [文献書誌] H.Koga,etc: "Fluorlde profile with protein fraction in plasma and palotld saliva" Abstracts of papers for JADR(45th Annual meetings,徳島). 82 (1997)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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