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1996 年度 実績報告書

λfooファージを用いた新規特異性を持つレクチンの作成と癌細胞のターゲティング

研究課題

研究課題/領域番号 08672502
研究種目

基盤研究(C)

研究機関東京大学

研究代表者

山本 一夫  東京大学, 薬学部, 助手 (20174782)

キーワードレクチン / ファージ
研究概要

ラムダフ-(λfoo)ファージのpV蛋白質をコードする遺伝子の3′末端側にBPAレクチン遺伝子をつなぎ、ファージの足にBPAレクチンを発現させた。レクチン分子は、組換体ファージあたり1〜2分子発現していることが明らかになった。次に、BPAレクチンの糖結合部位をコードしている遺伝子を、化学合成したランダムなオリゴDNAの混合物によって組み換え、レクチンライブラリーとした。このライブラリーをパッケージングをした後、大腸菌TG1に感染させ、レクチンライブラリーをファージに発現させた。このファージライブラリーをELISAプレートにコートしたガラクトースBSA、マンノースBSA、フコースBSA、N-アセチルグルコサミンBSA、N-アセチルガラクトサミンBSAによってそれぞれの糖に結合するファージをパニングによって選別を行った。4〜5回のパニングによって90%以上のファージがそれぞれの糖と特異的に結合するものが単離できた。次に、癌細胞に特異的に結合するレクチンを発現しているファージの単離を試みた。ヒト大腸癌細胞株DiFiをグルタルアルデヒドで固定化した後、この細胞に結合するファージを上と同様の方法によって選別した。ここで単離されたファージのクローンは大腸癌細胞DiFiをシアリダーゼ処理すると結合せず、この細胞のシアル酸を含む糖鎖に結合しているものと予想された。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] K.Yamamoto: "Sialic acid binding motif of Maackia amurensis lectins" J.Biochem.121(4)(印刷中). (1997)

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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