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1996 年度 実績報告書

血漿中スフィンゴシン-1ーリン酸測定の臨床検査への応用

研究課題

研究課題/領域番号 08672635
研究種目

基盤研究(C)

研究機関山梨医科大学

研究代表者

矢冨 裕  山梨医科大学, 医学部, 助手 (60200523)

研究分担者 佐藤 金夫  山梨医科大学, 医学部, 教務職員 (20242662)
尾崎 由基男  山梨医科大学, 医学部, 助教授 (30134539)
キーワードスフィンゴシン-1ーリン酸 / スフィンゴシン / 血漿 / 血小板
研究概要

(1)臨床検体を用いた,血漿中Sph-1-Pの定量
我々が最近開発したスフィンゴシン-1ーリン酸(Sph-1-P)定量法(Anal.Biochem.230:315-320,1995),つまり,^3H標識無水酢酸によりN-アセチル化することにより(これにより、^3H標識C_2-セラミド-1ーリン酸が生成される),健常人の血漿Sph-1-Pの測定を行った.血漿中には,191±79pmol/ml(平均±標準偏差,n=8)の濃度でSph-1-Pが存在することが判明した.
(2)Sph-1-P測定法の改良
大量の検体のSph-1-P測定を速やかに行えるように,^3H標識C_2-セラミド-1ーリン酸をHPLCにより解析できる系を工夫した.シリカゲル-オクタデシル基充填カラムを用いた逆相分配クロマトグラフィーにより,標準Sph-1-Pの測定は可能になっている.しかし,まだ感度が悪く,血漿検体を測定できるまでには至っていない.次年度の課題としたい.
(3)血漿Sph-1-Pの代謝
血小板よりスフィンゴシンキナーゼを部分精製し,市販の^3H標識スフィンゴシンを基質として反応させることにより,^3H標識Sph-1-Pを作成した.このアイソトープ標識Sph-1-Pの血漿中での代謝を検討したところ,極めて安定であることが判明した.

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Yutaka Yatomi: "Sphingosine 1-phosphate,a bioactive sphimgolipid abundantly stored in platelets,is a normal constituent of human plasma and serum" Journal of Biochemistry.

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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