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1997 年度 実績報告書

体感音響システムにおける音楽とリラクセーション効果との関係

研究課題

研究課題/領域番号 08672677
研究種目

基盤研究(C)

研究機関鳥取大学

研究代表者

深田 美香  鳥取大学, 医療技術短期大学部, 講師 (10218894)

研究分担者 福田 千佐子  鳥取大学, 医療技術短期大学部, 助教授 (60116366)
松浦 治代  鳥取大学, 医療技術短期大学部, 助手 (70243409)
キーワード体感音響システム / リラクセーション
研究概要

BSにおける効果の判定のために、ストレスホルモンとして下垂体前葉から分泌されるβ-endorphin(以下β-Ep)が、身体的、心理的ストレスにより血中に増加することに着目し、血中β-Ep値の変動と一定負荷後のリラクセーション体験印象との関係について検討した。
対照:健康成人8名
実験方法:20分間の内田クレペリンテストによる精神的な負荷をかけた後、実験Iは安静臥床、実験IIは音楽療法活用ミュージックテープ(指定曲)を使用したBS、実験IIIは協力可能であった4名を対象とし、普段リラックスしたい時に聴く曲(選択曲)を使用したBSを各々1時間体験する。
結果:1.全実験におけるβ-Ep値の変動は、負荷により減少し、その後変化がほとんどなくβ-Ep値のみでは、リラックス効果を評価できなかった。
2.選択曲では被験者全員がリラックスできたと答えているにもかかわらずβ-Ep値が増加し、好みの曲が必ずしもリラックス効果があるとはいえない。
3.指定曲において、音量については主観的反応と生理学的反応の一致がみられ、振動では一致がみられなかった。
4.選択曲では、全員が振動を「適度」と答えており、β-Epも減少し、主観的反応と生理学的反応に一致がみられた。
5.非空腹時にリラクセーション効果が高い傾向を認めた。
6.BS体験を重ね、BSに慣れることもリラックス効果を得る上で重要である。

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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