本研究は、病院情報システム(THINK)の各サブシステム間の水平的、有機的な連携を強化し、ホストコンピュータから分析に必要なデータを抽出し、編集した上で、エンジニアワークステーション(EWS)にデータ転送を行い、有効な情報の処理・加工が自由に行えるシステムの開発を行うということを目的としている。 研究2年目の平成9年度には、パーソナルコンピュータ(PC)でグラフィック機能を利用して、シミュレーションシステムを構築した。具体的には、 (1)ホストコンピュータに蓄積されたデータの処理、加工だけでなく、さまざまな要因を付加して、看護ケア(特に看護要員の配置)や病床稼動がどのように展開するか予測できるように、また、どのように制御できるかなどシミュレーションシステムを開発した。 (2)看護ケアや病床稼動の適正化を支援する資料としての出力系の充実を図った。
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