研究課題/領域番号 |
08672683
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
伊敷 和枝 琉球大学, 医学部, 教授 (80045228)
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研究分担者 |
小渡 清江 琉球大学, 医学部, 助手 (20295314)
宮城 万里子 琉球大学, 医学部, 講師 (00219742)
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キーワード | 低出生体重児 / 出生状況 / 入・退院 / 母親の心理 / 家庭養育状況 / 保健・医療・福祉 / Home Care Support |
研究概要 |
1. 平成5年1月から平成8年12月までの4年間に沖縄県内のNICUを有する8施設で出生した低体重児1319人を入退院名簿よりデータの収集と分析を行い、次の研究内容の分類を行った。出生時在胎週数と出生時体重の状態、単胎と多胎の割合、生存児・新生児期死亡の割合、在胎週数別新生児の生存状況や体重別新生児期の生存状況等でその結果を得た。 2. 上記低出生体重児1319人のうち新生児死亡、複産を除く1027人の母親を対象に、平成9年11月から平成10年3月の期間に自記式質問用紙による調査を行い、協力の得られた367人(有効回答率93.9%)の調査内容の分析により以下の研究内容の分類を行った。 出生年齢、妊娠・出産回数、配偶者・職業の有無の属性、低体重児出生の原因(母親の認識)や児の入院日数・母子接触の状況や母親の気持(精神状態)、医療者(医師・看護婦)への要望など、また低出生体重児の退院時の出生届け出状況や退院後の家庭養育と保健・医療・福祉関係者の関わりの状況等でその結果を得た。 上記1,2の結果から以下のような意義ある研究内容が得られた。 1) 沖縄県の低体重児の出生時状況の究明に役立てることができる。 2) 低出生体重児の入院時の医療者のかかわりと母親(家族)の気持(精神)の状況との関連でCare支援に役立つ内容を究明することができた。 3) 低出生体重児の退院後の家庭養育の状況と保健・医療・福祉関係者によるHome Care Supportの必要性の内容を究明することができた。
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