研究概要 |
1.平成8年度の被調査者に対し徘徊行動および健康レベルのその後の1年間の変化を検討することを目的に以下の調査を実施。 1)対象者86名(平成8年度同一対象群および同一対照群) 2)調査時期と場所 平成9年7月〜9月にかけて、合計6ヶ所の特別養護老人ホームにおいて調査を実施した。 3)調査項目 対象者の徘徊行動、ADLおよび健康状態を、施設職員より聞き取り調査した。また、骨密度の1年間の変化をみるために上記対象者のうち測定可能な者の骨密度を測定した。 2.徘徊行動の観察および健康レベルの測定を目的に以下の調査を実施。 1)調査人数(追加対象者) 対象群:特別養護老人ホーム、老人保健施設に生活する徘徊行動を伴う65歳以上の痴呆老人24名(男性5,女性19) 対照群:特別養護老人ホームに生活する65歳以上の一般老人1名(男性) 2)調査時期と場所 平成9年7月〜9月にかけて、2ヶ所の特別養護老人ホームおよび老人間保健施設に宿泊して調査を実施した。 3)調査項目 対象者の概要,1日(6時〜20時)の歩数および歩行距離,骨密度および体脂肪の測定,食事摂取量,健康状態。 3.平成8年度の調査結果についての学会報告(中間報告)。 1)論文標題「痴呆老人の徘徊行動と看護介入に関する研究」平成9年6月20日発表第21回国際看護婦協会(ICN)大会(於:カナダ,バンクーバー) 2)論文標題「痴呆性老人の徘徊行動と骨密度」平成10年3月6日発表第5回老年行動科学研究会大会(於:千葉県,幕張プリンスホテル)
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