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1998 年度 研究成果報告書概要

生涯発達的視点からみたあそびの意義に関する研究精神的健康/QOLたのしみ経験との関連

研究課題

研究課題/領域番号 08672687
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 看護学
研究機関長野県看護大学

研究代表者

池田 紀子  長野県看護大学, 看護学部, 助教授 (70281251)

研究分担者 小澤 道子  聖路加看護大学, 看護学部, 教授 (40297065)
研究期間 (年度) 1996 – 1998
キーワードたのしみ経験 / 生涯発達 / あそび / 精神的健康 / たのしみ経験内容 / たのしみの質 / generation
研究概要

生涯発達的視点から人にとっての「たのしみ経験」の意味と内容について以下のように量的質的検討を行い考察した。
1. 「たのしみ経験」について、量的検討の方法、および内容の分類枠組みが、生涯を通して共通に適用できることを実証し、方法論的検討をおこなった。
2. 青年期(226名)、中年期(226名)、老年期(129名)を対象に質問紙調査を行い、各対象者の各時期別に「たのしみ経験」の内容について検討した。また「たのしみ経験」世代間比較を行い、その共通性と相違性について考察した。
3. 東京と農村地域の中学生(224名)を対象とし、描画を含めた「たのしみ経験」に関する調査を行い、中学生のたのしみ経験と、性差、地域差について検討した。
4. ダウン症児の親(65名)を対象とし質問紙調査を行い、人生における大きな出来事としての障害のある子どもを持つことが、「たのしみ経験」にどう関与するか検討した。
5. 企業従業員(20代から50代まで、計238名)を対象とし質問紙調査を行い、働くことと「たのしみ経験」との関連について検討した。
6. 3歳児の親を対象に、対象者および3歳児のたのしみ経験について、その内容と親子の関連性について検討した。
以上の結果から、「たのしみ経験」は性差、世代差、地域差があり、また人の発達段階にそって変化すること、しかし同時に各世代、年代に共通した要素から成り立っており、また人の精神的健康に関連することから、精神的健康の一つの尺度として用いうるのではないかという事が示唆された。

  • 研究成果

    (26件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (26件)

  • [文献書誌] 池田紀子: "老年期のたのしみ" 保健の科学. 39(4). 243-247 (1997)

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      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] 小澤道子: "あそびの記憶" こころの健康. 13(1). 22-28 (1998)

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      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] Noriko Ikeda: "Experiences of Joy-A Case of Company Workers" Journal of UOEH. 20 Supp. 338-350 (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] 池田紀子: "ダウン症児の親のたのしみ経験-ある早期療育の会の事例から" 小児保健研究. 58(2). 315-320 (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] 勝浦クック範子: "中学生(高校生)時代の学校関連のたのしみについての調査" 明治大学教職課程年報. 20. (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] 池田紀子他: "ダウン症児の親のたのしみ経験" 第43回日本小児保健学会講演集. 522-523 (1996)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] 小澤道子他: "子ども時代のたのしみ経験とたのしみ度合い" 第43回日本小児保健学会講演集. 156-157 (1996)

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      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] 小澤道子, 上田礼子: "生涯発達的視点からみたあそびの意義-老年期のたのしみ経験と自己概念" 第61回日本民族衛生学会総会講演集. 128-129

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] 小澤道子他: "生涯発達的視点からみたあそびの意義-「たのしみ」経験と生きがい-" 第61回日本民族衛生学会総会講演集. 130-131 (1996)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] 小澤道子他: "高校生の生活時間とたのしみ" 第43回日本学校保健学会大会講演集. (1996)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] 小澤道子他: "子ども時代の「たのしみ」体験-保育学生とその母世代-" 第50回日本保育学会大会講演集. (1997)

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      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] 池田紀子他: "生涯発達的視点からみたあそびの意義その1 たのしみ経験内容と分類" 第62回日本民族衛生学会総会講演集. 170-171 (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] 小澤道子他: "生涯発達的視点からみたあそびの意義その2 中年期のたのしみ経験内容分類の試み" 第62回日本民族衛生学会総会講演集. 172-172 (1997)

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      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] 池田紀子他: "青年男女のたのしみ経験の内容-発達段階と性別を中心に-" 第44回日本小児保健学会講演集. 438-439 (1997)

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      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] 勝浦クック範子他: "子ども時代の家族との「たのしみ」経験-世代間、男女間の比較-" 第9回日本発達心理学会大会論文集. 281 (1998)

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      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] 小沢道子他: "幼児期の「たのしみ」経験とその分類" 第51回日本保育学会大会講演集. (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] 羽室俊子他: "幼児期の「たのしみ」経験とその分類-性差を中心に-" 第51回日本保育学会大会講演集. (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] 池田紀子他: "中学生のたのしみ経験の地域差-東京と農村地域の比較-" 第45回日本小児保健学会講演集. 496-497 (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] 小澤道子他: "幼児期の友達と「たのしみ」経験-性差・世代差-" 第45回日本小児保健学会講演集. 168-169 (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] 池田紀子他: "中学生の描画にみるたのしみ経験、第1報 : 東京と農村地域の比較" 第14回日本精神衛生学会総会抄録集. 16 (1998)

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      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] クック範子他: "中学生の描画にみるたのしみ経験、第2報。事例を中心に" 第14回日本精神衛生学会総会抄録集. 17 (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] 小澤道子他: "友だちとの「たのしみ」経験とその人数-幼児期から中年期まで-" 第14回日本精神衛生学会総会抄録集. 3 (1998)

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      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] 池田紀子他: "生涯発達的視点からみたたのしみ経験、その1。中年期女性の子育て期の家族とのたのしみ" 第60回日本民族衛生学会総会講演集. 90-91 (1998)

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      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] クック範子他M: "生涯発達的視点からみた「たのしみ」経験、その2 中年期女性の子育て期の家族との「たのしみ」.母娘の視点から" 第60回日本民族衛生学会総会講演集. 92-93 (1998)

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      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] 勝浦クック範子他: "小学校でのたのしみ経験-世代差、性差を中心に-" 日本発達心理学会第10回大会. 206 (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] Noriko Ikeda: "Experiences of Joy -A Case of Company Workers" Journal of UOEH. Vol.20. Supple.338-350 (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より

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公開日: 1999-12-08  

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