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1996 年度 実績報告書

助産婦臨床教育におけるNENTOR制導入に関する研究-分娩介助実習に焦点を当てて

研究課題

研究課題/領域番号 08672702
研究種目

基盤研究(C)

研究機関日本赤十字看護大学

研究代表者

平澤 美恵子  日本赤十字看護大学, 看護学部, 教授 (40211510)

研究分担者 鈴木 恵子  日本赤十字看護大学, 看護学部, 助手
滝沢 美津子  日本赤十字看護大学, 看護学部, 講師
安藤 広子  日本赤十字看護大学, 看護学部, 講師 (20267503)
キーワード助産婦臨床教育におけるNETOR制 / NENTORSHIP PROGRAM
研究概要

1.助産婦臨床教育にNENTOR制を実施している諸外国の実情を把握する計画では、米国のNENTOR制に関する文献を収集し、NENTOR制導入の時期や教育効果についての概要と現状の実態を、文献上から把握した。更に平成8年4月から9月迄米国に短期留学した助産婦教員にワシントン大学とオレゴン大学の状況を聴取して貰ったが、両大学ともNENTOR制はとられていなかった。そこでACNMの「NETORSHIP PROGRAM」をコ-デネイタ-に問い合わせたら、現在改訂中のために公表できないとのことであり1995-1996年のPROGRAMを入手した。今後、改訂後のACNMの「NETORSHIP PROGRAM」を入手する予定である。
2.現状の臨床実習体制に対する教育効果と臨床指導者の負担度の実態については、実習施設の臨床指導者に聞き取り調査を行った。指導に関しては、産婦を主体にしてかかわるので産婦、学生、指導者としての助産婦の三者関係の調整が難しいと感じている。指導自体は、自己のあり方を振り返る機会になるがストレスにも感じている。実習指導に関与する因子には、指導者のパーソナリティ、育った教育背景、助産婦としてアイディンティティ、助産婦としてのキャリア、日常業務に対してのゆとり、医師や妊産婦との人間関係などが挙げられ、総体的には実習施設の環境要因(教育施設として助産婦基礎教育を継続教育の指導体制、施設の自然分娩に対する哲学、出産数に対する助産婦数、自然分娩とハイリスク分娩数、医師の分娩へのかかわり方等)が影響していた。
3.NENTOR制を導入して、学生と指導者が1対1で教育が行われる場合には、指導者としての条件の他に、学生にも選択権が必要であることが明らかになった。

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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