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1998 年度 研究成果報告書概要

助産婦臨床教育におけるMENTOR制導入に関する研究〜分娩介助実習に焦点を当てて〜

研究課題

研究課題/領域番号 08672702
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 看護学
研究機関日本赤十字看護大学

研究代表者

平澤 美恵子  日本赤十字看護大学, 看護学部, 教授 (40211510)

研究分担者 鈴木 恵子  , 助手 (10291741)
滝沢 美恵子  , 講師 (50257268)
安藤 広子  日本赤十字看護大学, 看護学部, 助教授 (20267503)
研究期間 (年度) 1996 – 1998
キーワード継続的, 包括的に一貫した指導 / 相互理解と親密性 / 個別的に指導内容の統一 / キャリア発展を助ける道具的機能 / 心理社会的機能の成果
研究概要

臨床助産婦教育においてMENTOR制を導入した助産(分娩介助)実習を、助産課程6名の選択学生で2年間行い,学生とMENTORの指導者から実習を振り返り,以下の教育成果を得た.
1. 相互理解のもとに,個別性に応じて継続的に一貫した指導ができる.
2. 学生の成長に応じて,段階的に指導内容を統一して指導できる.
3. 対象理解やケア内容を共有化し一回毎の振り返りと評価を,学習過程の中に活かすことができる.
4. 過緊張にならず信頼感を持って楽しく実習ができる.
5. 指導者の助産婦としての判断力,技術,人間性,責任感,助産婦観などが学習できる.
6. 指導者自身の自己研鑚の場となり,自己啓発ができる.
しかし,人間関係が基盤であるでその形成に困難が生じる場合には,適時組み合わせの変更ができる体制が必要である。逆に親密性が深まると、甘えや依存の感情が生じてくることや,MENTORと学生のみの関係で,他の指導者やスタッフとの関係が希薄になる傾向もあった.
残された課題は,学生とMENTORの適合性,MENTOR制での指導期間,それに伴うスタッフの勤務体制,MENTORの労力,適性の検討などである.

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公開日: 1999-12-08  

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