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1998 年度 実績報告書

祖母の子育て参加が家族の育児機能と母親および祖母の心理的健康に及ぼす影響

研究課題

研究課題/領域番号 08672712
研究機関京都府立医科大学医療技術短期大学部

研究代表者

宮中 文子  京都府立医科大学医療技術短期大学部, 教授 (00269771)

研究分担者 山口 三貴子  京都府立医科大学医療技術短期大学部, 助手 (80300250)
松岡 知子  京都府立医科大学医療技術短期大学部, 講師 (90290220)
キーワード祖母の子育て参加 / 家族の育児機能 / 子育て支援 / 父親 / 心理的健康
研究概要

【目的】
本課題の「祖母の子育て参加が家族の育児機能と母親および祖母の心理的健康に及ぼす影響」のうち,今年度は「母親の心理的健康に及ぼす父親・家族の役割」について検討した.
【方法】
1996年9月〜97年3月に京都府内で出生した子どもの母親と父親および家族3495組について産後1か月,生後4〜12か月に縦断的に質問紙調査を行った.2回の調査で有効回答の揃った父母425組(73.0%)を分析の対象とした.
【結果】
母親の心理的健康度が高いことを母性意識の発達とした.母性意識の発達に影響すると思われる父親,祖母などの家族の役割との関連性について分析した.母性意識の発達とは,母性意識が産後1か月,生後4〜12か月における経過で常に高いことまたは向上したこととした.その結果,母性意識の発達に関連していたのは,母親自身の自己価値観が高く,夫婦関係が良好,父親が母親への情緒的支援,家事支援,子育てなどを多く行っていること,父性意識が高いことと母性意識向上群とは統計的な関連性が認められた.
【考察】
母親の心理的健康には母親自身のパーソナリティ,父親の子育てにおける役割が影響していると思われた.そして家族の育児機能の形成・発展には父親の役割に加えて祖母の子育て支援が影響していると思われた.

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 宮中文子,他: "新生児期における父親の子育てと父性意識について" 京都府立医科大学医療技術短期大学部紀要. 7・2. 101-107 (1998)

  • [文献書誌] 松岡知子,他: "新生児期の孫を持つ祖母の子育て参加に対する気持ち" 京都府立医科大学医療技術短期大学部紀要. 7・2. 109-117 (1998)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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