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1997 年度 実績報告書

在宅看護における呼吸障害アセスメント技術の開発に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08672715
研究種目

基盤研究(C)

研究機関(財)東京都神経科学総合研究所

研究代表者

牛込 三和子  (財)東京都神経科学総合研究所, 社会学研究部門, 副参事研究員 (10176654)

研究分担者 長谷川 美津子  (財)東京都神経科学総合研究所, 社会学研究部門, 研究員
川村 佐和子  東京医科歯科大学, 医学部, 教授 (30186142)
徳山 祥子  (財)東京都神経科学総合研究所, 社会学研究部門, 主事研究員
輪湖 史子  (財)東京都神経科学総合研究所, 社会学研究部門, 主事研究員 (70260312)
江澤 和江  (財)東京都神経科学総合研究所, 社会学研究部門, 主事研究員 (80207430)
キーワード難病看護 / 在宅看護 / 呼吸障害 / 看護アセスメント / パルスオキシメータ / 在宅人工呼吸療法(HMV) / 経皮血中二酸化炭素濃度測定
研究概要

第1年次に引き続き、神経筋疾患在宅療養者における呼吸障害の進行を非侵襲的測定方法によって把握し、適切な医療処置の導入・実施につなげる看護活動のあり方を検討した。とくに本年度は、神経筋疾患の一つである進行性筋ジストロフィー症により在宅人工呼吸療法を実施している療養者を対象に,非侵襲的測定機器であるパルスオキシメータならびに経皮血中二酸化炭素測定装置を用い,動脈血酸素飽和度(SpО_2)の終夜測定および動脈血中二酸化炭素濃度(SctCO_2)測定を継続的に実施することにより、以下の点を明らかにした:(1)すでに人工的換気補助を開始している在宅療養者においては、さらなる呼吸障害の進行に伴い、換気補助の方法(実施時間、人工呼吸器の設定、など)を変更する必要が生じる;(2)その判断の指標として、動脈血酸素飽和度のデータに加えて、血中二酸化炭素濃度のデータが必要である;(3)ここで用いた2つの非侵襲的測定方法は、簡便かつ有用である。
また、第1年次からの継続課題として、進行性筋ジストロフィー症在宅療養者(未だ人工的換気補助に至っていない者)における呼吸障害の早期把握の目的で、パルスオキシメータによる終夜測定の実施を継続した。加えて本年度は、この目的にも経皮血中二酸化炭素濃度測定装置を用いることにより、状態把握の精度向上を試みた。本課題に関しては、現在も追跡調査中である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 輪湖 史子,他: "在宅人工呼吸療法における患者・家族教育の進め方" The LUNG perspective. 6(1). 54-58 (1998)

  • [文献書誌] 徳山 祥子,他: "在宅経気管人工呼吸療法者の気道浄化看護に関する研究." 日本呼吸管理学会誌. 印刷中7(3). (1998)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2014-09-01  

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