研究概要 |
1.久原宗清良政((寛文6丙午年8月6日)(1666年)没)に始まり,久原家甫雲良賢宗清(亨保5庚子年6月9日,1720年没)を初代とし,久原良躬(昭和5年3月30日生,1930年)を第12代とする久原家の系譜について概略の調査を終り,なお,良躬氏弟弦夫氏(1936年生)に久原氏の子孫についての系譜を補っていただいている。 2.本研究の中心になっている第10代久原茂良,その兄の躬弦について次のように調査研究が進んでいる。(安政5年6月8日(1858)生-昭和2年5月6日(1927)没)(安政2年11月28日(1856年1月)生-大正8年11月21日(1919)没) (1)躬弦の年譜,論文・著作・雑誌への投稿等の調査は概略終了した。ただし,別刷類の収集,雑誌に書いたもののコピー等は未了。タイトルのみ判名のものがまだある。 (2)茂良(木藾)の年譜調査も概略終了している。茂良は現臨床医として活躍し,論文などは少なかったと思われるが,それにしても,執筆したもので発見できたものが少ないので,再調査,引き続きの調査が必要である。これは継続中である。 (3)躬弦の明治2年(13歳のとき)の父宗甫宛に始まるものから,明治42年(53才)のときの弟茂良に宛てた手紙に至る書簡102通の整理と,印刷文字化の概略は終ったが,なお誤りがあり,目下,再チェック中である。弟木藾(茂良と明治17年に改名)の明治11年の父宛のものから明治21年の兄宛のものまで83通についても同様である。 (4)単行本についての調査は略終了した。 (5)日記については,入手はしたが,調査未了である。 3.写真については,入手できたものの複写,照合,検討等はほぼ終了し,目下整理中である。
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