本研究の目的は、「学校完全五日制」の実施において、その受け皿となり得るスポーツ少年団の団員、親、指導者さらにスポーツ少年団に入団していない児童・生徒や小・中学校の教師を対象として事態調査を行い、今後の子どもの生活構造と少年スポーツのあり方について、検討していこうとするものであった。 2年計画の初年度である今年度は、スポーツ少年団員、少年団指導者を対象として、以下のような調査・測定を実施した。 1児童・生徒が入団しているスポーツ少年団の実態調査 1)団員数、指導者数、育成母集団の有無等 2)スポーツ少年団活動の実態:活動曜日(とりわけ第2・4土曜日)、活動時間、活動内容、対外的試合、複合的活動の有無 2児童・生徒を対象として 1)日常生活実態調査:睡眠時間、身体活動時間、学習時間、テレビ視聴時間 2)健康観、人生観や将来の夢 3)日常生活及び運動、スポーツでの活動量の測定 4)スポーツに対する志向性や態度の調査 3スポーツ少年団指導者の実態調査 1)指導の理念、2)スポーツに対する態度、3)五日制の受け皿になりうる条件等
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