研究課題/領域番号 |
08680134
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
体育学
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研究機関 | 広島県立大学 |
研究代表者 |
吉川 和利 広島県立大学, 経営学部, 教授 (00112277)
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研究分担者 |
安田 稔 広島県立大学, 経営学部, 講師 (10230228)
山本 努 広島県立大学, 経営学部, 助教授 (60174801)
小宮 秀一 九州大学, 健康科学センター, 教授 (30038468)
正法地 孝雄 広島大学, 総合科学部, 教授 (00033910)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1998
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キーワード | 中山間地域 / 就農者 / 老化 / 重回帰分析 / ロジスティック回帰分析 / 分散分析 / 共分散分析 / 情報量規準 |
研究概要 |
この研究は、農業に携わっている人たちの健康を探り、健康に関連する要因を探るために行われたものである。 (1) 一般的な生理的加齢を表現するモデルは女子の場合、変数対数化したy=104.1-21.2xlogVERT-10.9xlogSIDE-5.64xlogSITUP+13.29xlogDBP-2.72xlogFLEX(R^2=0.5027)として示された。 (2) また、男子でも同様なモデルを作成したところ、実測値による以下のモデルが最適なものとなった。 y=81.3-0.362xVERT-0.373xSIDE-0.525xSITUP+0.0606xDBP(R^2=0.561) (3) 高血圧症の発症と生活意識や健康の留意点との関係をロジスティック回帰分析によって検討した。正常か、否かで解析したところ、歩行への自信、平衡性維持の自信が関与していることが示唆された。 (4) 生物学的に安定した加齢指標である歯の咬耗度による咬耗度年齢(DA)を他の体力科学的変数とともに年齢を予測式を作成した。y=36.3+0.424xDA-0.994xSITUP(R^2=0.613)なるモデルが有効となった。 (5) 「作業姿勢」を3水準(座業、立位、歩行その他)に区分し、3つのフィットネス因子を抽出した。姿勢効果はいずれの因子にも有効でなかった。年齢を共変量とした共分散分析でも姿勢効果は、有効でなかった。 (6) 耕作負荷因子が体格・体組成・骨強度に及ぼす効果を分散分析・共分散分析によって検討した結果、身長のみが有意であり、その他の変量には耕作負荷効果が観察されなかった。年齢を共変量としても同様であった。 (7) 総合的なフィットネス指標は、F1=循環器、F2=躯幹の筋力と柔軟度、F3=平衡性にとなった。このうちF1に対して食事の適切さ、F2が年齢コホート、所属企業・団体の効果に有意であった。
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