研究概要 |
本研究では,小地域(一県)を対象として,生涯スポーツ学習に参加している高齢者を対象に,健康・体力づくりを志向した生活様式や生活行動および健康,体力・運動能力の実態を統計的調査によって明かにすることを通して,生涯スポーツ学習に伴う健康・スポーツ生活の変容要素と,健康,体力・運動能力への影響について統計的に検討することを目的とした。 データの整理および統計的解析,対象者への成績の還元,県生涯学習課への結果報告,検討課題の分析,研究のまとめを行った。対象者への成績の還元,市当局への結果報告を時間的に優先した。 ・対象者個々人の体力・運動能力,健康・スポーツ生活を評価し,フィードバックした。 ・調査結果を性別・年齢階級別・地域別の統計表にまとめ,県担当部局に報告した。 統計的分析:統計単位は個人とする。統計的処理は筑波大学にて西嶋が行った。 ・運動の全身性,安全性,巧緻性を満たした運動要素と,それらの成就に関与する運動能力領域間の構成とを,確認的因子分析および共分散構造分析を用いて分析した。 ・生涯スポーツを志向したスポーツライフを規定する生活様式および生活行動要因を検討した。 ・健康体力づくりのための生活様式および生活行動要因と体力との相互依存関係を検討した。 ・高齢者における健康・スポーツ生活の変容要素と体力・運動能力との相関性を検討した。 総括:研究の全体的なまとめをして報告書を作成した。 役割分担:対象者個人への成績の還元は西嶋が,県当局への報告および研究全体の総括は野田が,それぞれ分担した。
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