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1996 年度 実績報告書

女子生徒の周期的身体不調の要因に関する教育保健学的検討

研究課題

研究課題/領域番号 08680200
研究種目

基盤研究(C)

研究機関愛知教育大学

研究代表者

古田 真司  愛知教育大学, 教育学部, 助教授 (90211531)

研究分担者 松下 美恵  名古屋市立大学, 看護短期大学部, 教授 (30241201)
キーワード不定愁訴 / 身体不調 / 女子 / 学生 / 高校生 / 母親 / 基礎体温 / 周期性
研究概要

1.全国10所程度の地域の協力者を通じて、「心臓」「胃腸」「肩こり」「疲れ」などの自律神経系を中心とした一般的な身体不調(不定愁訴)に関するアンケートを実施した。対象は10代から50代の女性約3000人であるが、このうち、10代の高校生の身体不調が、他の年代と比べてどのように異なるかを検討した。その結果、10代の不定愁訴訴え数は、50代に次いで多く、とくに、「心臓が締めつける感じ」「便秘」「肩こり」「足がだるい」「めまいがする」などの訴えが他の年代に比べて有意に高いことがわかった。
2.一方、女子の高校生約400名とその母親に依頼して、同様の身体不調に関する調査を行った結果では、母親の不定愁訴訴え数と高校生の訴え数には有意な相関があり、とくに「動悸」「発汗」「疲れ」「乗物酔い」などの項目で関連性を認めた。
3.10代の協力者約200名に依頼して、基礎体温と、これに、主な不定愁訴を番号で選択できるようにした独自の記入表をに記入してもらった。調査票に毎日記入してもらい、ここから、特定の不定愁訴が月経周期のどのステージと関連性が強いのかを検討した。その結果、月経時には下腹部痛や腰痛などの「痛みの愁訴」が多く、月経2日目には約30%の者につらい痛みの症状が見られた。「精神的愁訴」は月経中が約15%、月経前には約10%にみられた。また、月経中の「痛みの愁訴」と「精神的愁訴」には有意な関連性が見られた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 松下美恵: "看護短大生の身体不調の要因に関する研究 第1報 -月経周期に伴う愁訴の変化について-" 名古屋市立大学看護短期大学部紀要. 8. 91-97 (1996)

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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