研究概要 |
研究実績の概要 実験結果を深く追究する能力・態度について調査・分析し,追究能力を育成するための具体的な方法について検討する。 平成8年度は,初歩的な技術による実験課題の開発と,その実験結果に対する学生の考察能力,及び追究能力の育成に関する調査・分析を行った。 1・簡単な方法による音速測定と実験方法の改良に関する学生の追究能力 カスタネットを用いた,音速測定を実施した。その後,測定値を改善するための実験方法を工夫させ,改良した方法により実験し,考察した。 2・光電池を利用した豆電球の明るさ測定についての学生の追究能力 豆電球の明るさを比較する実験を実施した。電流や電圧を測定するところまでは到達した。しかし,光電池の利用については指示に従って測定したが,光電池の出力電圧と豆電球の電流×電圧を比較する段階では,期待した追究を行った学生はごく少数であった。 ・豆電球の明るさを利用した電流,電圧,電気抵抗概念の誘導に関する追究について,中学生と学生を対象に調査・分析した。
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