研究課題/領域番号 |
08680206
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 埼玉医科大学 |
研究代表者 |
赤間 啓一 埼玉医科大学, 医学部, 助教授 (10105885)
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研究分担者 |
林 昌樹 東京薬科大学, 生命科学部, 教授 (60049830)
向田 寿光 埼玉医科大学, 医学部, 講師 (50286093)
勝浦 一雄 埼玉医科大学, 医学部, 助教授 (30049861)
赤羽 明 埼玉医科大学, 医学部, 助教授 (40049846)
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キーワード | 生命科学教材 / 物理学基礎教育体系 / 教育内容編成 / 講義ノート、テキスト / 生命科学専門家との共同作業 / 教育実践 / 教育ソフト / コンピューター上の教育システム |
研究概要 |
1.この研究の目的は、生命科学も含む自然科学の基礎としての物理学の基礎教育の体系を、生命、非生命科学にバランスのとれた形に再構築することにある。そのためには生命科学を概観し、具体的な題材を収集し、それを物理学の一般教育に適した形に編成する必要がある。この目的のため、次のような具体的作業が必要であると考えている。 (1)文献調査による教材の収集・研究 (2)物理学と生命科学の専門家の共同による教材の収集・研究 (3)教育内容の編成 (4)講義ノート、テキストの編成 (5)コンピュータを用いた教育システムの構築 (6)教育の実践と評価。 2.これに従い、本年度は次のように実施した。 (1) 文献調査による教材の収集・研究 : 生命科学の中で物理の基礎教材となる事項に関する書籍、論文、教育ソフトを収集した。各事項について内容を検討し具体的な教材として使える形にした。 (2) 物理学と生命科学の専門家の共同による教材の収集・研究 : 筆者らは物理学を専門とするが、生命科学の専門家の協力を得て、討論会を開催した。物理の基礎教材となる事項を収集し、各事項について内容を検討し具体的な教材として使える形にした。 (3) 教育の実践を通しての検討 : 上記(1),(2)で収集した教材のうち可能なものを授業、実習、学生の課題研究に使用し、教育の実践をとおして検討した。 (4) 教育内容、テキストの編成 : 上記(1)-(3)の成果をもとに教育内容の編成し、講義ノート、テキストの編成に着手した。 (5) この成果の一部を日本物理学会1997年秋の分科会物理教育分科、日本応用物理学会、科学教育学会、情報処理教育集会において発表し、また論文を埼玉医科大学進学課程紀要に投稿した。
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