このシステムでは、2つのことを中心に行っている。 まず、点字図書館システムをDOS版からWindows版に変更することである。計画ではDbaseを用いてデータベースの作成を行う予定であったが、ACCESSを用いてWindows版に変更した。ACCESSは音声のデータベース化が可能となっているため、変更時に、今までなかった音声説明の部分を追加した。このデータベースから音声出力装置、点字プリンタ、点字ディスプレイ等の出力装置に接続可能とした。その後、キーボードによるデータベースの操作をできるように改良した。 Windows操作システムは、システムを起動させてから視覚障害者用にキーボードで操作できるように各キ-に操作を割り振っている。キ-を押すことによって、音声出力が可能となった。また、HELPキ-を付けることにより、その画面の操作がよりわかりやすくなった。しかし、コンピュータのスイッチを入れてからシステムの起動までは視覚障害者用にうまく動かすことができなかった。今後の課題である。 システムとしては、Windows版に変更できた。追加機能として音声説明やHELPなどのキ-も使いやすくなったと思われる。しかし、Windowsの変化が激しく、システムの変更が多かったことも事実である。今後先を見越してのシステム作りが必要である。
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