研究分担者 |
下野 洋 国立教育研究所, 科学教育研究センター・地学教育研究室, 室長 (30142631)
猿田 祐嗣 国立教育研究所, 科学教育研究センター・物理教育研究室, 室長 (70178820)
三宅 征夫 国立教育研究所, 科学教育研究センター・科学教育研究室, 室長 (50000071)
松原 静郎 国立教育研究所, 科学教育研究センター・化学教育研究室, 室長 (50132692)
長崎 栄三 国立教育研究所, 科学教育研究センター・数学教育研究室, 室長 (50141982)
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研究概要 |
1.「理数長期追跡研究」の小学校5年から高等学校1年生までの5年間の生徒の数学的・科学的能力と態度の追跡結果(集団1,約500名)について分析を行い,生徒の反応モデルを分析した。分析は,数学・理科問題(いわゆる到達度)への回答の状況と,数学・理科に関する学習・態度・背景質問紙項目(いわゆる興味・関心)について行った。5年間すべて高いまま,途中で下がる,途中から上がる,すべて低い,毎年変化しているなど,いくつかの典型的パターンの出現度を男女別に分析した。 2.分析の際のデータの数値化において,平均(m)と標準偏差(σ)を用い,「変わらない」生徒の範囲を(m±σ),(m±0.5σ),(m±1.5σ)と仮定した場合の,生徒のパターンの出現度の違いを検討した。 3.典型的パターンの中間的な結果や分析の方法論等について,国際的な視野からの意見を得るために,第8回国際数学教育会議(スペイン)にて発表を行い,方法論や結果について意見を収集した。 4.高等学校卒業後6年目にあたる調査対象者(大学生,社会人)に対し,数学や科学に対する態度等を調べる郵送票調査を実施し(集団1,約250名),その結果を中間報告書「理数調査報告書-平成8年度郵送票調査II集計結果-」(1997年,95ページ)としてまとめた。
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