研究概要 |
今年度の研究成果は以下に示す通りである。 1.インターネットを利用した教育支援システムを提案するため、次の2点からの検討を行った。 (a)学習者における情報の検索・獲得・評価・選択・理解,および学習者の評価という学習アルゴリズムに基にした,インターネットを利用した教育システムの検討. (b)安全性の認識という視点から,学習者・教授者・システムのそれぞれを対象とした,ネットワークセキュリティの強化についての検討. 2.インターネットを利用したセキュアな教育支援システムを構築するため、次の4点の検討を行った。 (a)学習リソース(b)学習支援(c)セキュリティ強化(d)学習者の評価 3.個人認証システムの開発のため、テストサブシステムにおける認証機構の課題には次の2面性があることを明らかにした。 (a)システム側が受検者を認証するための機構 (b)受検者側が利用するシステム認証するための機構 4.個人認証システムの開発のため、WWWデータベースを利用したネットワークテストを開発した。このシステムは、以下のような特徴を持つ。 (a)暗号通信用サーバとしてのHTTPSDを構築し、秘密通信でデータ交換を行った。 (b)テスト問題はHTML言語で記述し、解答の解析モジュールはPerlで構成し、CGIインターフェイスでHTMLと接続した。 5.また,同時にこのシステムに付随して,エンドユーザにも最低限必要な,インターネットリテラシとしてのセキュリティ問題に関する項目を電子教科書中に設け,同時にセキュリティ教育の提案,およびその実施も行っている。
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