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1998 年度 実績報告書

メーリングリストを活用したインターネットの教育活用に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 08680228
研究機関山梨大学

研究代表者

成田 雅博  山梨大学, 教育人間科学部, 助教授 (10237612)

研究分担者 栗田 真司  山梨大学, 教育人間科学部, 助教授 (00195554)
キーワードインターネット / メーリングリスト / 電子メール / 総合学習 / 学習情報 / 学習支援 / 教員養成 / 教師教育
研究概要

(1) 小学校4年社会科における社会科の授業で,教育の方法及び技術に関する授業を履修している学生や,一般の方がメーリングリストを介して学習支援をおこなう実践を行い,その観察結果の分析により,以下が明らかになった。
○子どもたちの電子メール環境として,フィルタリング機能をもつメーラの利用がのぞましい。
○教師,特にネットワークに関して初心者である教師は,電子メール,メーリングリストを多く使った方法をとろうとするため,ティームティーチングなどの形態をとることにより,情報教育に詳しい教師とペアで指導にあたることにより,その他のメディアもふくめ,目的にあったメディアを選択できるようになる。
○子どもたちに対して有意義な学習支援者を投稿させる要素として,学生をスーパーバイズする大学院生またはコーディネータの特性,行動,態度が大きな影響を与える。
(2) 9か月間にわたる,メーリングリストとフェイス・トゥ・フェイスのミーティングとを組み合わせた形式の,大学主催の公開講座及び,6か月間にわたる,メーリングリストを主なコミュニケーション媒体とする山梨県教育委員会主催の生涯学習講座(オンライン講座)において,受講者が小学生に対する学習支援をおこなうよう推奨し,支援者,子どもの間のコミュニケーションを分析することにより,以下が明らかになった。
○機器のトラブルに即応できる技術スタッフの充実。特に電子メール,メーリングリストのサーバに関するスタッフの確保が重要である。
○教師または,授業に立ち会っている大人が,子どもの学習状況を支援者に伝えることがもっとも重要である。
(3) 教育用メーリングリストのリスト,メーリングリストを利用するにあたっての留意事項等をまとめた文書等をWebページに公開した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 谷戸高志、成田雅博 他(計8名): "社会教育施設の教育リソースのWeb化に関する事例研究-山梨県立考古博物館のWebページ作成を例に-" 教育実践学研究(山梨大学教育人間科学部附属教育実践研究指導センター研究紀要). 4. 15-28 (1998)

  • [文献書誌] 成田雅博、栗田真司 他(計7名): "インターネットを活用した教育実践を支援するメーリングリストの管理・運営に関する研究" 教育実践学研究(山梨大学教育人間科学部附属教育実践研究指導センター研究紀要). 4. 29-40 (1998)

  • [文献書誌] 成田雅博: "数学教育におけるコンピュータ・ネットワークを活用した実践のデザインに関する考察" 日本数学教育学会数学教育論文発表会論文集. 31. 485-486 (1998)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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