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1997 年度 実績報告書

知的障害者用マルチメディアCAIのためのオーサリングシステム

研究課題

研究課題/領域番号 08680230
研究機関信州大学

研究代表者

大下 眞二郎  信州大学, 教育システム研究開発センター, 教授 (90021021)

研究分担者 半田 志郎  信州大学, 工学部, 助教授 (00156530)
キーワードCAI / 知的障害者 / オーサリングシステム / タッチスクリーン / ドラッグ式入力
研究概要

昨年度製作したタッチスクリーンを用いてドラッグ式入力によるCAIソフトの種類を増やす事,及びそれらのCAIソフトウェアの変更を容易にするオーサリングシステムの製作を行った。
知的障害者は,その障害の程度の差が大きく,一人の生徒に適当であっても他の生徒には全く歯が立たないという事が多くある。また,少しレベルが高いと思われるCAIソフトウェアを与えた場合には,一度前段階のCAIソフトで積極的に学習し始めた生徒であっても,全く手を出さなくなってしまう事もあった。従って,現場の教師は,生徒の能力に応じて大きな段差を生じることなく,簡単なものから徐々に難しいものへ移行するようにCAIソフトウェアを作製できなければならない。また一般的に,養護教育に携わる教師は,情報処理システムに不慣れな場合が多く,通常のオーサリングシステムを理解し,使いこなすことは困難である。その理由は,汎用でなんでも出来る反面,一般的にその原理・動作さえも理解し難いものが多く,また細部についても使い勝手が良好とは言い難いものが多い。
本研究では,現場の教師が簡単に様々のレベルのCAIソフトウェアを作ることが出来るということに焦点を当て,オーサリングシステムの製作に当たった。最初は,現在あるCAIソフトウェアの変更を簡単に出来るシステムとした。この場合,モデルとなるCAIソフトウェアがあるので,出来上がりをイメージしやすいという利点がある。しかし,このオーサリングシステムで作製したCAIソフトウェアは,様々の要素を変更可能なため全く異なったCAIソフトウェアのようにすることも可能である。

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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