第二年次である本年度は、前年度に行ってきた調査研究である「子どもの個性・能力・適性に応じて弾力的な編成ができるカリキュラムのあり方」の研究成果を基にして、 (1)ディファレンシェイト・モデルに基づいた小・中学校の算数・数学のカリキュラムを開発した。 (2)子どもの個性・能力・適性を生かすために、一人一人の算数・数学学習についての総合的評価を行い、それに従って、上のカリキュラムによる指導計画を立てるとともに、効果的な指導法の開発について実証的研究を行った。 (3)小・中学校を一貫した算数・数学科のカリキュラムという視点から、学校週5日制への移行に対応するための具体的な実践例を示した。 これらの研究を進めるために、研究協力者として、小学校及び中学校の教員(約10名を予定)を加えた研究組織を構成し、定例の研究会を運営し、上記の目標達成を目指した。そして、本年度末には、研究報告書を作成した。
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