以下の2点に要約される。 1)ライフスキル、ライフスキル教育、スキル教育トレーニングプログラムに関するデータの収集 現在まで収集したものに加え、さらに予算的規模を拡大して諸外国の関連資料を収集した。 欧米では、イギリスのTACADE、イギリス政府・Health Education Authority、アメリカのアメリカ健康財団のKnow Your Body Project、西オーストラリア州のカ-ティン工科大学ヘルスプロモーション研究センター、WHOライフスキルプロジェクトが開発を進めはじめたものをほぼすべて収集し終えた。 2)データ(資料・資源)の翻訳・分析・検討 (1)ライフスキル教育の教師教育効果に関する検討 ある小学校1年生の現場教師約40人を対象に、意志決定スキル、コミュニケーションスキル、ストレスマネジメントスキルについて実験的に教師に実施し、データ収集した。そのデータを分析・検討中である。さらに、本研究において新しい教育手法(ディベート式ロールプレイ)を開発し、ただいま論文作成中である。また、教師トレーニングに使うためにビデオを制作中である。来年度、この他に、ロールプレイの手法およびライフスキル全般に関するビデオ化を計画中である。 (2)教師向けライフスキル教育のプログラム化 系統的スキル教育をデザインし、プログラム化を進行させている。 (3)トレーニングマニュアルの作成 実際に行った教師教育トレーニングの経験と諸外国のリソーシスを土台にトレーニングマニュアルを作成中である。
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