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1996 年度 実績報告書

VT(ヴェルボ・トナル)法における身体リズム運動法を利用した英語音声教育の効果

研究課題

研究課題/領域番号 08680308
研究種目

基盤研究(C)

研究機関同志社女子大学短期大学部

研究代表者

三根 浩  同志社女子大学短期大学部, 教授 (10149726)

研究分担者 河野 俊之  同志社女子大学短期大学部, 日本語日本文学科, 研究助手 (60269769)
佐伯 林規江  同志社女子大学短期大学部, 英米語科, 専任講師 (80225747)
キーワード身体リズム運動 / 英語発話 / 語学学習
研究概要

本年度は、身体リズム運動の有無が英語発話に及ぼす効果について基礎的なデータを収集した。発話者は同志社女子大学短期大学部英米語科16名である。16名を英語の発音能力が均等になるように2グループに分けた。発話文は日本語話者にとって、イントネーション、リズムが難しい4文を用いた。一方のグループは発話文を英語話者のモデル音声を聞いた後、繰り返し、もう一方のグループは、英語話者のモデル音声を聞いた後、それに合っていると感じる動作を発話者自身で考え、それを行いながら、繰り返した。
上で採取した音声資料を発話文ごとにランダム配置し、その「英語らしさ」を英語母語話者3名に評価させた。その結果、全体の傾向としては、「身体リズム運動」によって「英語らしさ」が向上することがわかった。つまり、「身体リズム運動」は英語音声教育方法の1つとして有効であり、さらに実験研究を進めるべきであることがわかった。しかし、それと同時に、「身体リズム運動」を用いることによって、発話速度が遅くなったり、stressを高さに頼りすぎたりして、かえって「英語らしさ」が低下することもあることがわかった。そこで、今後は、「身体リズム運動」をどのように用いればよいか、例えば、どのようなオリエンテーションを行うかといった、カリキュラム面、どのような学習者に効果があるかといった、レディネス面、どのような「身体リズム運動」が効果的かといった、テクニック面の研究が必要であることもわかった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Saeki,N.& Kawano,T.: "Using movement in Prouunciation Training" JALT国際大会 Conference Book. 22. 82 (1996)

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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