研究概要 |
筑波大学留学生センターにおいて、外国人学習者に漢字力テスト(CAT-K)を試用し、その結果を分析して、学習者の困難点の分析を行った。同時に、捕講コースの漢字クラス(初中級および中上級レベル)において漢字の学習方法・学習過程に関するアンケート調査を行い、中級段階における漢字学習項目の確定を試みた。 また、漢字および漢字熟語の用法(品詞別機能、文中での意味的共起関係、読み分け、使用頻度の高い熟語想起など)に関して文献調査を行い、ルール化のための準備作業を進めた。 外国人学習者のための初級・中級の漢字および漢字熟語の練習プログラムを作成するため、一応のデータ形式を決め、その形式に合わせてデータ入力を始めた。本年度は、『Basic Kanji Book』Vol.1,2(初級)と『Intermediate Kanji Book』Vol.1(中級)の練習部分のデータを作成した。
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