平成8年度は、筑波大学留学生センターにおいて外国人学習者に漢字力テストを実施し、その分析結果から漢字用法練習の2項目の検討を行った。また、各練習項目の問題データの入力を開始した。 平成9年度は、初級レベルのマッキントッシュベースで動く、CAIプログラムの開発を行った。初級漢字500字についての45課からなる読み練習プログラムであり、1)学習モード、2)練習モード、3)ラストモードの3つから成る。中級レベルの漢字用法練習の項目もさらに細かく検討された。 平成10年度は、中級レベルの用法練習を折の形で練習問題集としてまとめた。筑波大学留学生センターにおいてその問題集を定期的に使用し、困難度の高い練習はさらに細分化した。分けると、1)漢字熟語の用法、2)語構成、3)品詞性、4)文中での共起関係、5)類義語の使い分け、などである。
|