研究概要 |
1)国内外における日本語教育関連マルチメディア教材・データベースの実態把握,ネットワーク利用の現状調査,情報収集(文献調査,インターネットによる通信調査)を行った。 2)学芸大における現有設備(パソコン,LDプレーヤ,音声分析装置)と新規に導入するコンピュータ(ビデオ画像圧縮・解凍高速処理ボード付)との間で,日本語,中国語,ハングルのフォント,及び,静止画像,音声等のローカルネットワーク上でび送受信実験を行い,問題点の抽出を行った。日本語と英語に関しては、問題が発生しなかったが、中国語、韓国語については、問題が発生した。 3)中国および韓国にある東京学芸大学の協定校、関係機関等の協力を得てインターネット上での日本語,中国語,ハングルフォント,及び,静止画像,音声等の送受信実験を行い,問題点の抽出を行った。日本語と英語に関しては、問題が発生しなかったが、中国語、韓国語については、問題が発生した。 4)WWW(ワールトワイドウェブ)上に東京学芸大学日本語教育研究室のホームページの基本設計のための基礎調査を行った。 5)(財)日本語教育振興協会で刊行される外国人のための自学自習用日本語入門教材の韓国語版を制作した。同教材および昨年度制作した中国語版をネットスケープ上への移植作業は来年度実施する予定。ネットワーク上での多言語環境が未だ整備されていないため、多言語情報を発信することは困難であるが、近々アクロバットというソフトが発売されるため、同ソフトの適用により、文字化け等の障害が取り除ける可能性が高い。
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