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1996 年度 実績報告書

日本の小学校で学ぶ外国人児童生徒の日本語獲得過程の縦断的研究

研究課題

研究課題/領域番号 08680318
研究種目

基盤研究(C)

研究機関静岡大学

研究代表者

白畑 知彦  静岡大学, 教育学部, 助教授 (50206299)

キーワード言語習得 / 第2言語習得 / 児童の日本語習得
研究概要

本申請者は,平成7年1月より4名の被験者の日本語獲得過程を縦断的に調査してきた。平成8年度の主目的は,この観察を継続することであった。4名の被験者は次のような選定基準の下に選ばれた。1)来日したばかりで,日本語の知識が全くない,2)長期的に日本に滞在する予定である,3)両親が本研究に理解を持ち,協力的である。4名の内訳は,ニュージーランド人児童1名(観察開始時4歳5ヵ月),オーストラリア人児童1名(同10歳6ヵ月),ブラジル人児童2名(同6歳3ヵ月,8歳7ヵ月)である。観察手順は,本申請者と研究を援助してくれる静岡大学大学院生(4人)が1週間に1度静岡市内の公立小学校(西豊田小学校)に出向き,被験者の日本語能力の発達を縦断的に調査する。資料収集は,被験者の自由発話をテープまたはビデオテープに録音する方法を中心にしている。また、随時,絵カードや人形などを使い,調べたい文法項目を誘導させている。1度の訪問での観察時間は100分程度である。
しかし、この縦断的観察も平成9年3月をもってすべて終了した。また、平成8年の夏休みを利用して学生に依頼し、観察時のテープおこしをおこない、それ以前のかなりの部分が文字化することもできた。
平成9年度の目標は2つである。1つは、残された資料の文字化を一刻も早く終わらせること。もう1つは、研究成果をどんどんと論文に仕上げ発表して行くことである。

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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