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1996 年度 実績報告書

日本語を対象とした第一言語習得過程と第二言語習得過程の比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 08680319
研究種目

基盤研究(C)

研究機関愛知教育大学

研究代表者

稲葉 みどり  愛知教育大学, 教育学部, 助教授 (50273298)

キーワード第一言語習得 / 第二言語習得 / 言語習得 / 日本語 / 談話 / 物語 / 第一言語 / 第二言語
研究概要

1.研究経過
本研究では、日本語が第二言語(外国語)として習得される過程と第一言語(母語)として習得される過程を比較し、第二言語と第一言語の習得のメカニズムの違いを解明することを目的としている。研究は、日本語を第二言語として学ぶ成人(以下、日本語学習者)及び日本人の子供と大人から言語発達の資料(物語)を収集し、データベース化し、分析することにより進めている。今年度重点的に進めた作業及び成果は以下のとおりである。
(1)言語資料のデータベース化の手始めとして、録音収集された発話資料を文字化(漢字仮名混じり文)し、それをテキストファイルとしてコンピュータに入力した。また、追加調査も行った。
(2)第一言語と第二言語の談話構造の発達過程の比較、概念の言語化の差異、言語形式の選択の相違等を分析した結果、両習得過程が異なること、また日本語学習者の母語の影響があることなどが明らかになった。
2.研究成果の発表
研究によって得られた知見の一部は、96年10月に行われた第二言語習得研究学会(Second Language Research Forum ‘96 ;於アメリカ合衆国アリゾナ州、アリゾナ大学)で発表し、最新の情報や意見、コメント等を得たので、研究にフィードバックすることができた。
3.平成9年度の課題と計画
言語資料のデータベース化(CHILDES使用)およびコーディング作業を進めるとともに、物語の談話構造をさらに深く分析し、論文としてまとめる。

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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