研究課題/領域番号 |
08680373
|
研究機関 | 九州工業大学 |
研究代表者 |
橋本 正明 九州工業大学, 情報工学部, 教授 (20253560)
|
研究分担者 |
片峯 恵一 九州工業大学, 情報工学部, 助手 (00264135)
廣田 豊彦 九州工業大学, 情報工学部, 助教授 (00144402)
|
キーワード | ソフトウェア工学 / 仕様記述言語 / ドメイン依存 / 建築物構造設計 / CAD / システム生成 / 概念モデル / プロセス・モデル |
研究概要 |
本年度は、建築設計・施工を事例としたドメイン依存の要求仕様記述言語について、以下に述べるように、主に評価と改善のための研究を行なった。 1. 建築CADシステムの評価 IAI(International Alliance for Interoprability)と呼ばれる建築CALS(Commerce At Light Speed)の民間国際コンソーシアムに参加し、種々の建築CADシステムを接続実験するための実データを入手して、昨年度に実現した建築CADシステムのプロトタイプを評価した。その結果、以下の事項が判明した。 ・Prolog言語を用いて実現したプロトタイプは、CADデータが大量になると、実行性能の改善が必要である。 ・プロトタイプの要求仕様記述言語は建築構造設計に依存しているので、意匠設計や設備設計には必ずしも合っていない。 2. 建築CADシステムの改善 上記の評価で得られた結果については、以下の改善を研究した。 ・実行性能の改善には、プロトタイプは多段の中間言語を適用したCADシステム自動生成方式を取っているので、最終段階のコード生成部でC++言語を生成することによって対処できる。そのため、C++言語生成プログラムも研究した。 ・意匠設計や設備設計に合致する要求仕様記述言語については、意匠設計や設備設計の研究を行なうことによって言語設計に必要な要件を整理して、実験を行なった。 3. 建築施工モデルの具体化 昨年度に整理したモデリング要件に基づいて、建築施工モデルを作成した。
|