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1997 年度 実績報告書

情報の三次元表示・操作手法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08680400
研究種目

基盤研究(C)

研究機関奈良先端科学技術大学院大学

研究代表者

竹村 治雄  奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助教授 (60263430)

研究分担者 山澤 一誠  奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助手 (40283931)
岩佐 英彦  奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助手 (50263447)
片山 章喜  奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学センター, 助手 (10263435)
横矢 直和  奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 教授 (10252834)
キーワード可視化 / 三次元視覚化 / 階層構造情報 / 両眼立体視 / 運動立体視 / 三次元ユーザインタフェース / インタフェースツールキット
研究概要

今年度は,昨年度に引き続いて,UNIXのファイルシステムや組織の構成図などのような階層構構造をもつ情報/計算機ネットワークの相互接続図や電力供給系統図のような網構造をもつ情報/分散アルゴリズムの実行状況のような動的に変化する網構造情報などを3次元的に視覚化し操作する手法の研究開発のとして,拡張現実感を用いた階層構造情報の管理手法についての研究と3次元ユーザインタフェースツールキットのプロトタイプを試作を実施した.
1.階層構造を持つ情報のAR空間における生成,操作手法の提案と評価
実環境と仮想環境を用いた視覚化の統合による新たな情報の3次元視覚化・操作手法の研究として,拡張現実環境における階層構造情報を構成し操作できる環境を試作した.提案手法は,実環境中の画像をカード型情報として拡張現実環境に取り込み,階層構造情報を付与して管理を行うものである.実際に実装した環境を用いて,提案手法の有効性の検討を進めた.
また,同時に3次元操作環境でのメニューの提示手法について実験的評価を実施した.その結果,空間固定型のポップアップメニューが視点追従型のポップアップメニューより操作性に優れることなどを明らかにした.
2.3次元ユーザインタフェースツールキットの試作
高度な3次元インタフェースを効率よく開発するためのソフトウェアライブラリとして,昨年度設計した3次元ユーザインタフェースツールキットの実装を行った.本ツールキットを用いることで,CRT,HMD,マウス,3次元トラッカなど種々の入出力装置を仮想化し,物理的な入出力装置に依存しないプログラム開発が可能となる.また,3次元メニュー・ボタン・ダイアログボックスなどの基本的な3次元インタフェース部品を用意することで,従来の2次元GUIの特徴を生かした3次元インタフェースの提供がなされている.さらに,オブジェクト指向基づくクラスライブラリとして構成されているため,拡張性と記述性に優れている.

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 大隈 隆史: "Spiral Tree:順序付き階層構造の三次元視覚化手法" 電子情報通信学会論文誌(A). J81-A-2. 280-288 (1998)

  • [文献書誌] 仲村 元亨: "AR環境におけるカード型情報管理システム" 第13回ヒューマン・インタフェース・シンポジウム論文集. 353-358 (1997)

  • [文献書誌] 仲村 元亨: "AR環境における情報の生成・管理手法の一考察" 情報処理学会研究会報告. HI76. 31-36 (1998)

  • [文献書誌] 世利 至彦: "汎用3次元ユーザインタフェースツールキットの実装" 電子情報通信学会研究技術報告. IE97. 95-100 (1998)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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