• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1997 年度 実績報告書

インタラクティブ情報視覚化を応用したマルチメディア情報獲得インタフェース

研究課題

研究課題/領域番号 08680425
研究機関東京大学

研究代表者

舘村 純一  東京大学, 生産技術研究所, 講師 (40262117)

研究分担者 坂内 正夫  東京大学, 生産技術研究所, 教授 (30107370)
キーワードユーザインタフェース / 情報視覚化 / 情報検索 / 検索インタフェース / マルチメディア情報 / インタラクティブシステム / 動的検索
研究概要

本研究では、マルチメディア情報獲得支援のための、インタラクションによる動的な情報構成・提示技術の開発を目的としている。この手法では、テキストや画像から特徴抽出された様々な情報を用意し、これらをインタラクティブに検索・構成していく。この時の情報提示技術として、大量で複雑な情報の理解を支援する情報視覚化技術が必要となる。我々は、このインタラクテシブ情報視覚化技術の構築のために、多数の文献を対象とした視覚的インタラクション手法を開発した。この手法は、多数の文献とキーワードをその関連性に基づいて配置する視覚的分類技術に、ユーザの操作による視覚化結果の動的な更新を導入している。自動的に配置された文献やキーワードのアイコンをユーザがドラッグすると、関連するキーワードや文献が操作に追従して移動する。これにより、データ間の関係の把握ができるほか、アイコンの位置を望みの場所に固定することにより、ユーザの観点を導入した配置が可能になる。本視覚化手法の有効性を確認するために、試作システム DocSpace を開発した。実験ではテキスト情報を扱う検索エンジンと接続したが、視覚的情報獲得インタフェース部分は様々なマルチメディア情報に適用が可能である。さらに、より多様な情報に応用するために、ユーザの付加情報によって情報を組織化・視覚化する技術を開発した。ネットワーク上のユーザが自分の立場でデータにつけた重要度やコメントをもとに、多様な概念空間を視覚的に構築する。この手法の開発により、対象データからの特徴抽出が難しい場合にも情報獲得支援が可能となった。実験データとして、インターネット上の映画データベースを構築し、利用者の各映画に対する採点パターンを用いて視覚化を行った。今後の研究の展開としては、実際的な応用における本手法の評価、本研究成果をもとにした応用システムの展開が期待される。

URL: 

公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi