• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1997 年度 実績報告書

社会性を備えたマン・マシン・インタラクションの実現

研究課題

研究課題/領域番号 08680436
研究種目

基盤研究(C)

研究機関広島大学

研究代表者

平川 正人  広島大学, 工学部, 助教授 (30173222)

研究分担者 吉高 淳夫  広島大学, 工学部, 助手 (60263729)
市川 忠男  広島大学, 工学部, 教授 (30127609)
キーワード実世界指向インタフェース / 状況認識 / ヒューマン・コンピュータ・インタラクション / メディア処理 / マルチメディア・コンピューティング
研究概要

マルチメディア技術の進歩とともに、よりユーザ親和性に優れたインタフェースの開発が急務となっている。そのような研究の一方向として、本研究では“社会性"という側面から研究を進めている。具体的には、コンピュータの置かれている状況をシステム自体に認識させ、それを手がかりにユーザに有益な情報を返すことができるようなシステム機能の実現を目指している。
本年度は、昨年度の研究成果を踏まえて、画像ならびに音声が提供し得る意味についてより詳細な知見を獲得するとともに、各種メディアデータとして得られる情報を統合し、より高度な状況理解を実現するための検討を進めた。
まず音(映画等における特殊効果音を含む)と映像から各種の特徴データ抽出実験を行なった。そこでは単に特徴データから意味を類推する機構だけでなく、連続した音あるいは映像の中から特定の一部分を選び出す手法についても検討を行なった。さらに人間の音声データから意味のある情報を抽出するための基礎実験を併せて行なった。既存の音声認識システムだけでは十分な意味解析が困難であり、したがって他の情報と有機的に組み合わせることによって全体の意味解析能力を高めることを試みた。一方で、人間とコンピュータが状況という手がかりを通して対話するにあたって必要な、あるいは配慮すべき事項を確認することを目標に、新しい情報管理モデルを構築した。
本年度は、これまでの研究成果を統合してひとつのシステムに取りまとめ、適用実験を通して提案手法の有効性を確認する予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 川崎智広: "映画における音楽、効果音の抽出及び印象評価手法の提案" 電子情報通信学会マルチメディア・仮想環境基礎研究会資料. MVE97-96. 23-30 (1998)

  • [文献書誌] Atsuo Yoshitaka: "Content-Based Retrieval of Video Data by the Grammar of Film" Proceedings of IEEE Symposium on Visual Languages. 310-317 (1997)

URL: 

公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi