• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1998 年度 実績報告書

社会性を備えたマン・マシン・インタラクションの実現

研究課題

研究課題/領域番号 08680436
研究機関広島大学

研究代表者

平川 正人  広島大学, 工学部, 助教授 (30173222)

研究分担者 吉高 淳夫  広島大学, 工学部, 助手 (60263729)
市川 忠男  広島大学, 工学部, 教授 (30127609)
キーワード実世界指向インタフェース / 状況認識 / HCI / マルチモーダルインタフェース / エージェント / CSCW
研究概要

今日のコンピュータには,旧来のように単に計算する機械から,我々人間の日常社会活動を支援する,いわゆるパートナとしての役割が求められている。そのためにはコンピュータに社会性を持たせることが必要である。これが本研究の動機づけとなっている。
まず,状況認識に基づいた情報管理・アクセスのための枠組みとしてSituated Information Filing and Filtering(SIFF)を提案した。また,その上での情報可視化モデルを新たに考案するとともに,実際にプロトタイプを開発した。システムにはエージェント指向のアーキテクチャを採用し,将来の拡張に備えた設計になっている。
一方,人間とシステムの関係に注目するだけでなく,人間と人間の間で交されるコミュニケーションへの状況の利用促進を図ることを目標に別途研究を行った。具体的には,物理的に同じ空間(いわゆる場所)を共有する人間同士の間での情報交換を支援する機能を開発した。同じ場所にいる人々は共通の興味・関心を持っている可能性が高く,それをきっかけにしたコミュニケーションは,従来のような固定的な仲間同士での会話の場合と比べて,ユーザに新しい視点や発想を与える効果が期待できる。
上記の研究を含めたこれまでの活動の結果,社会性という知的処理機能について,ある一定の成果が得られたといえる。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Masahito Hirakawa: "A Situation-Sensitive Interface for the Management of Personal Documents" Proceedings of Workshop on Multimedia Software Engineering. 96-103 (1998)

  • [文献書誌] Masahito Hirakawa: "Situation-dependent Browser to Explore the Information Space" Proceedings of IEEE Symposium on Visual Languages. 108-115 (1998)

  • [文献書誌] 平川正人: "位置情報利用による偶発的コミュニケーション支援" インタラクティブシステムとソフトウェアVI. 17-22 (1998)

URL: 

公開日: 1999-12-13   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi