研究概要 |
トカマク・プラズマの電子密度上限n_<crit>^<12>関する実験的比例則としてGreen wald limitが広く用いられている.この比例則には加熱入力依存性を反映していないし,その理論的裏づけはないように思われる.また国際熱核融合実験炉ITERの標準パラメーターの密度はGreen wald limitの1.2〜1.5Xである.したがつて密度上限に関する仮題は重要である.平成8年度に行なった研究実績は以下のとおりである. ○トカマクのスクレイプ・オフ・層(SOL)における運動量,エネルギーの輸送方程式を,簡単化されたスラブ・モデルに適用したいく かの論文をレビューし,これらの問題点を解析した. ○トカマク・SOLに関する実験データーを集積し,SOLスラム・モデルから得られる結果と実験データーを比較・検討し,その妥当性を評価した.
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