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1996 年度 実績報告書

プロセシングプロテアーゼ・PACE4の遺伝子,cDNA及び蛋白質の構造

研究課題

研究課題/領域番号 08680656
研究機関徳島大学

研究代表者

松田 佳子  徳島大学, 工学部, 助教授 (40035449)

研究分担者 長浜 正己  徳島大学, 工学部, 助手 (60281169)
キーワードPACE4 / アイソフォーム / スクリーニング / 転写制御因子
研究概要

PACE4アイソフォームは,PACE4Aの触媒部位とHomoBと呼ばれるファミリー間で相同性の高い部位を全て共有しているが,3′末端の塩基配列がそれぞれ異なっている.PACE4アイソフォームの中でPACE4A,4C,4DのcDNAクローニングは完了しているが,新たに発見したアイソフォームPACE4EのcDNAはヒト小脳cDNAライブラリーよりスクリーニングして発見したものである.しかし,3′末端よりHomoB領域までしかコードしていないので,新たにヒト胎児脳のcDNAライブラリーよりPACE4Eの全長を含むcDNAクローンのスクリーニングを行った.
上記で得られたPACE4の各アイソフォームcDNAの構造より推定されるアミノ酸配列から,それぞれのアイソフォームに特異的アミノ酸配列を選びペプチドを合成し,それぞれに対する特異抗体を作製し,免疫組織化学によりPACE4アイソフォームの組織での発現を明らかにした.
PACE4アイソフォームの構造解析と発現調節のために,ヒトゲノムライブラリーよりPACE4遺伝子を同定し,エキソン,イントロン構造を解析し,さらに5′上流からプロモーター領域を推定した.CATアッセイ,ゲルシフトアッセイ,フットプリント法によりPACE4のエンハンサー領域,転写制御因子の同定を行った.
上記実験で得られたPACE4アイソフォームのcDNAを用いて,細胞内での発現系を確立し,その酵素としての能力を確かめた.さらに,遺伝子工学的に変異蛋白質を発現させ,その構造と機能の解析を行った.

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Kenji,Mori et al: "A Novel Human PACE4 Isoform,PACE4E is an Active Processing Protease containing a Hydrophobic cluster at the Carboxy Terminus." J.Biochem(Tokyo). 121(5)(in press). (1997)

  • [文献書誌] H.Nagamune: "Intermedilysin,a Novel Cytotoxin Specific for Human Cells.Secreled by Streptococcus intermedius UNS46 Isolated from a Human Liver Abscess" Infection and Immunity. 64(8). 3093-3100 (1996)

  • [文献書誌] A.Tsuji: "Purification and Characterization of a Novel Serine Protease from the Microsomal Fraction of Bovine Pancreas" J.Biochem.119. 100-105 (1996)

  • [文献書誌] H.Nagamune: "Sterptococci and the Host(Thea Horaud,ed.)" Gustav Fischer Verlag(印刷中), (1997)

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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