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1996 年度 実績報告書

新しく発見した前シナプス蛋白質の神経伝達物質分泌と可塑性における生理作用

研究課題

研究課題/領域番号 08680842
研究機関高知医科大学

研究代表者

瀬戸 勝男  高知医科大学, 医学部, 副学長 (70045970)

研究分担者 村田 拓也  高知医科大学, 医学部, 助手 (70281186)
高橋 聖一  高知医科大学, 医学部, 助手 (40271093)
奥谷 文乃  高知医科大学, 医学部, 助手 (10194490)
樋口 隆  高知医科大学, 医学部, 教授 (70106326)
キーワードシナプス / 前シナプス蛋白質 / ノックアウトマウス / 神経伝達物質
研究概要

我々は、マウス脳特異的に発現する遺伝子を探査する過程で、前シナプスに発現する新しい蛋白質921-L、921-Sを発見した。今まで見つかっている前シナプス蛋白質の大半は神経伝達物質放出に関与していることが明らかにされてきた。そこで、新しく発見した前シナプス蛋白質921-L、921-Sの機能を調べるために、
(1)ラット副腎髄質腫瘍細胞PC12(神経伝達物質放出の研究によく用いられる)及びマウス脳シナプトゾームを用いた実験を計画した。現在、三菱生命科学研究所(プロジェクト4)と共同でシステム開発中であり、今後結果が出るものと思われる。またこの実験に追加してフランスC.N.R.S.(Centre National de la Recherche Scientifique)研究所と共同研究し、アメフラシの神経伝達物質に及ぼすリコンビナント921-L及び921-Lに対するモノクローナル抗体の影響を検討したところ、921-L蛋白質は神経伝達において重要な役割を果たしていることが判明した(投稿準備中)。
次にマウスの個体レベルにおいて921蛋白質はどのように機能しているか検討するため、(2)921-L欠損(ノックアウト)マウスの作成に取り組んだ。921-L遺伝子部位をNeo遺伝子で置換したES細胞を用いて、多くのキメラマウスを得た。現在、heteroマウスも生まれており、今後、形態的手法、電気生理学的手法等により、921-L蛋白質の機能を解明できるものと思われる。

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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