研究課題/領域番号 |
08680931
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医用生体工学・生体材料学
|
研究機関 | 奈良県立医科大学 |
研究代表者 |
吉川 隆章 奈良県立医科大学, 医学部・第一病理, 講師 (90275347)
|
研究分担者 |
山田 英二 奈良県立医科大学, 医学部・第一病理, 助教授 (00111899)
大串 始 奈良県立医科大学, 医学部・整形外科, 講師 (80213669)
|
研究期間 (年度) |
1996 – 1998
|
キーワード | cSRC gene / Osteocalcin / Alkaline phosphatase / osteogenesis / Biomaterial / Tissue engineering |
研究概要 |
近年、技術や生命科学の進歩により骨形成因子や骨形成のメカニズムがあきらかとなり、骨修復過程も詳細にあきらかとなった。こうした生命科学、培養技術をいかし生体材料上で培養した骨組織が、高い骨再生能力をもつことがあきらかとなり、おおきな骨欠損を培養技術で修復できることが期待される。生体材料上での骨細胞反応の遺伝子発現や蛋白発現、形態学的検討をすることは、骨再生メカニズムを検討する上で重要である。とくに、c-SRCは破骨細胞、Osteocalcinや、alkaline phosphatseは、骨芽細胞のマーカーとして重要である。以前にc-SRCは、のcDNAの合成に成功し、骨髄細胞培養において、その発現を検出することに成功した。脳型c-SRCもcDNAの合成に成功し、神経組織での検討結果は、第38回日本神経病理学会で報告した。また、人工材料上での骨形成の際、c-SRCや、Osteocalcinや、alkaline phosphatseの発現の検出に成功し、Bioceramicsや、J.Biomed.Mat.Res.で研究発表した。このように、破骨細胞、骨芽細胞のマーカーとなる遺伝子発現の検討で骨改構のメカニズム、骨再生のメカニズムがより明らかとされる。材料上で培養された骨組織の高い骨形成能は、朝日新聞の科学欄にもとりあげられた。
|