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1996 年度 実績報告書

多層化マイクロ波集積回路の時間領域を含む3次元電磁界解析法及びソフトの開発

研究課題

研究課題/領域番号 08750420
研究機関電気通信大学

研究代表者

李 可人  電気通信大学, 電気通信学部, 助教授 (20240400)

キーワードマイクロ波集積回路 / 多層化構造 / 3次元回路 / グリーン関数 / 時間領域解析 / Internet
研究概要

平成8年度において、本研究者が平成6年度に発見した任意多層化構造におけるグリーン関数の一般解析解を拡張し、2次元及び3次元の任意多層化構造における全波動解を導出することに成功した。それらの一般解の応用として、スペクトラル領域でのグリーン関数を導いた。これらの式は現在文献などで発表されている結果より、一般的で使いやすい。関連する研究成果は、電気学会の電磁界理論研究会(1996年10月)、電子情報通信学会1996年秋期全国大会(金沢、1996年9月)、1997 Progress in Electromagnetics Research Sysmposium(PIERS'97,Hong Kong,1997年1月)などで、発表した。また、1997 MTT-S,International Microwave Symposium(Denver,corolado,U.S.A,1997年6月)にて関連の発表を行う予定である。これらの研究成果は多層化、3次元化マイクロ波集積回路の電磁界解析に新たな方向性と実用可能性を与えるものと思われる。全波動解を得られたことで、逆フリエ-変換による時間を含むグリーン関数とProny法による複素影像の時間を含むグリーン関数とを比較することができるようになった。しかし、時間因子を含む問題は複雑な構造において依然システム的な解決方法を見いだせない状態です。
上記の手法に基づいた3次元化マイクロ波集積回路の電磁界解析プログラムはワークステーションで開発した。また、同じプログラムをワークステーションのみならずMacintoshにも移植し、マルチプラトフォーム(多システム)での動作をも試みた。計算で得られた解析データはMacintoshで図形などを用いて視覚化を図った。開発したプログラムのインターネットでの公表は、WWWの形で現在進行中。

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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